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電情日記

つれづれなるままに 情報 を考える

安川 雪子

電気電子情報工学科の安川です.今日は「情報」について考えてみることにします.

現代の高度情報化社会において,私たちは日々膨大なデジタルデータを作り,それを利用しています(図1).家庭にはデジタル家電が溢れ,私たちは当然のようにデジタル化されたデータを保存しています.一方,世界中に存在する全てのデジタルデータの容量(これを「デジタルユニバース」と言います)と,デジタルデータを保存する機器(これを「情報ストレージ」と言います)が記録できる容量の年次推移は,図2に示す通りです[1].

図2を眺めて何がわかるでしょうか?

2008年以降,デジタルデータの容量の方が,情報ストレージが保存できる容量を大幅に上回っています.つまり,デジタルデータに対する情報ストレージの記憶容量が圧倒的に不足していることがわかります.数年後にはこの差がさらに顕著になると予測されています.

では,情報量が記憶容量を上回ることの持つ意味は何でしょうか?

これは私たちが日々作り出しているデジタルデータが消失していること,つまり私たちが創造している英知を未来に残せないことを意味しています.元来,人類は「情報」を残すことに非常に積極的でした.これまで人類はロゼッタストーンやパピルス,羊皮紙に「情報」や「メッセージ」を記録し,後世に「情報」や「メッセージ」をバトンしてきました.しかしデジタルデータに頼りきっている現代の私たちは,図2が示すように21世紀の情報やメッセージを未来にバトンできないのです.

ところで,化石とは地層(堆積岩)の中に残されている過去の生物の遺体や生活跡のことです.従って化石を調べることにより,生物の姿,生活様式,生きていた時代や環境が重要な情報として読み取れます.その意味で,化石は究極の「情報」といえるかも知れません.この夏,家族が化石を採集する旅に出かけてきました.その時に採集した化石を図3に示します. この化石は約1400万年前の地層から見つかった頁岩で,魚の尾ひれと背骨の化石です.言うまでもなく,化石を採集した地層は1400万年前は海だったことがわかります.図からは大きさが良くわからないかも知れませんが,ひれの大きさから考えるとかなり大きな魚だったと推測できます.

現代社会では情報量が多すぎて,情報の価値が下がる「情報デフレ」の時代と言われています.一方,化石が私たちに示してくれる「情報」は少なく不確かですが,「情報」としての価値は非常に高いと考えます.実際,この化石を採集するために,家族は何時間も地層を掘り続けました.「情報」を得るために長時間の重労働をするなど,現代の高度情報化社会の日常では考えられないことですね.とりとめもなく「情報」について思いを巡らせた初秋でした.

 

参考

[1] S. Iwasaki, Journal of Magnetism and Magnetic Materials, 320 (2008) 2845およびJ. F. Gantzほか:「膨張するデジタルユニバース」, IDC, 2007

 

電情日記

オープンキャンパス

糸井 清晃

今回は,オープンキャンパスについて書こうと思います.オープンキャンパスが近い時期でもありますし,過去の電情日記を確認したところ,各先生が展示内容に言及されることはあっても,オープンキャンパスそのものに関する記事は無いようですので,いい機会だと思います.

では,告知として…千葉工業大学では,9月23日(火)に今年度第2回目のオープンキャンパスが開催されます.7月の第1回では,例年を遥かに上回る大勢の方々に来場いただき,嬉しい悲鳴だったそうです.ご来場くださいました皆様に御礼申し上げます.

さて,第2回の電気電子情報工学科のイベントはと申しますと,2号館(写真:津田沼駅から見て奥側の高い建物)にて,学科説明会,個別相談会,体験型展示,研究室公開を開催します.研究室公開以外は2階が会場になっています.

学科説明会では,電気電子情報工学科がどのような学科なのか,ビデオやスライドを用いて説明します.説明は8回を予定していますので,都合のよい時間帯で聞いていただけると思います.

個別相談会では,学科説明会で説明しきれない細かなことなどを担当教員が説明いたします.

体験型展示では,電子オルゴールやLEDフラッシャを作る電子工作,先生方の研究に関連した展示,科学の実験のような展示などを体験していただけます.作った物を持ち帰れる展示も幾つかありますので,ご来場の際には挑戦してみてください.ちなみに,私はこの体験型展示で「3D表示を体験しよう」と題し,映画やテレビでお馴染みの立体に見える映像を体験していただきます.

研究室公開では,幾つかの研究室を訪問し,その雰囲気を体感したり,研究成果などを体験したりしていただけます.公開される研究室は6つで,訪問は随時受け付けております.

以上のような電気電子情報工学科のイベントを巡るスタンプラリーも開催します.また,「総合受付」を設置し,各種受付やイベント案内などを行います.

学科の学生にもボランティアで大勢参加してもらい,賑やかにやっておりますので,ご来場の際には,電気電子情報工学科のイベントもちょっとのぞいてみてください.

 

電情日記

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