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電情日記

電情日記の研究

内田 真人

こんにちは,内田です.2回目の電情日記となります.今回は,電情日記のネタを考えるために行った「研究」をまとめた駄論文を投稿させて頂きたいと思います.ご笑覧頂けますと幸いです.

1.はじめに

魅力的な電情日記のネタを見出すことは難しい.このことは,魅力的な研究ネタを見出すことが難しいことと良く似ている.一方,研究ネタを見出す上で欠かせない作業の一つとして「先行研究の調査(サーベイ)」がある.そこで本日記では,これまでに執筆された電情日記(以下,先行日記と呼ぶ)の傾向について調査(サーベイ)した結果を報告する.この調査結果は,電情日記のネタを効率的かつ効果的に見出す上で有用である(かもしれない).

2.関連日記

関連する電情日記としては,佐藤によるサーベイ日記[1]がある.このサーベイ日記[1]では,100編以上にわたる先行日記の中から,著者が特に印象的であったと感じた数編の記事が紹介されている.これに対して本日記では,個々の先行日記について個別に調査するのではなく,全ての先行日記を対象として,その中で取り上げられていた話題を統計的に調査する.

3.調査方法

先行日記で取り上げられていた話題を効率的に抽出するために,本日記では過去の全て(2014年4月7日現在)の先行日記のテキスト分析を行った.テキスト分析にあたっては,フリーソフトウェアであるKH Coderを使用させて頂いた.ここに記して謝意を表す.

4.調査結果と考察

図1,2に調査結果を示す.図1は,KH Coderを用いて抽出した単語の出現回数の度数分布を両対数スケールで表したものである.本図より,度数分布の形状が直線的であることがわかる.このことは度数分布が「ベキ乗則」と呼ばれる規則に従うことを意味する.ベキ乗則は様々な学術分野において観察される現象として良く知られている.

図2は,KH Coderを用いて抽出した単語のうち,出現頻度が高かった名詞(固有名詞,人名,地名,組織名を除く)の上位10位を示したものである.出現頻度の第1位は「研究」,第2位は「技術」であることから,電情の先生方は典型的な研究者であるといえる.第9位の「信号」は解釈が困難であるが,電情の先生方の研究では何らかの「信号」を扱う機会が多い,ということを意味するものと想像される.また,第6位の「発表」,第10位の「世界」は,世界を相手に研究する先生方の意識の高さを表しているものと思われる.特に注目すべきは第5位の「学生」である.第3位が「情報」,第4位が「電気」,第7位が「電子」,第8位が「大学」であったことを加味すると,千葉工業大学・電気電子情報工学科,そして学生さんのことを大切に思う電情の先生方の気持ちの強さが容易に想像できる.

5.まとめと今後の課題

本日記により,電情の先生方の日々の関心事は教育と研究の2点に集約される,ということが定量的に証明された.しかしながら,このことは定性的には既知の事実であり,電情日記のネタ探しという本日記の目的を果たせなかったと言わざるを得ない.今後の課題は,次回の電情日記のネタ探しである.

参考日記

[1] 佐藤 宣夫, “143回目分の執筆担当者による「電情日記」の紹介”, 電情日記, No. 143,May 7, 2013.

 


図1:抽出語の度数分布

図2:出現頻度上位10位の抽出語(名詞)

電情日記

コンピュータの5大機能

新井 浩志

新入生のみなさん、千葉工業大学への御入学おめでとうございます。電気電子情報工学科に入学された方には3年生の「コンピュータ工学1」という講義でお会いすることになります。

コンピュータ工学1の最初の講義ではいつも最初に下の図を示しています。これは、「どのようなコンピュータであっても5つの機能から成り立っている」という説明に用いている図です。

コンピュータの構成要素

その5つの機能とは以下の通りです。

入力機能: <入力装置>・・・・・ マウスやキーボード、マイクなど
記憶機能: <主記憶装置>・・・・
<外部記憶装置>・・・
メインメモリ、
ハードディスク、DVDなど
出力機能: <出力装置>・・・・・ ディスプレイ、プリンタ、スピーカなど
演算機能: <演算装置> }・・・ この2つを合わせて中央処理装置(CPU)
制御機能: <制御装置>

「演算」というのは聞き慣れない用語ですが、「計算」もしくは「情報の処理」と言い換えても良いでしょう。コンピュータは様々な情報を取り込み、内部に記憶し、それを処理し、その結果を出力します。この時どのような処理をするかという手順を記述したものがプログラムです。このプログラムも記憶機能が保存します。制御機能は、このプログラムに従って次に何をすべきかを決定し、他の機能に指示を出します。これらの5つの機能が1つでも欠けたらコンピュータとは呼べません。キーボードもマウスもないパソコンとか、ディスプレイもプリンタもないパソコンはコンピュータとして使えませんね。全く演算しないコンピュータも、プログラムを一切変更できないコンピュータも、コンピュータとしては成り立ちません。

日本ではコンピュータを「電子計算機」と訳しましたが、中国では「電脳」と書きます。すなわち、コンピュータを人間の脳になぞらえているわけですが、逆に人間も、入力、出力、記憶、演算、制御の機能が備わったコンピュータであると考えられるのではないでしょうか。聞くだけで何も話さない人、話すだけで他人の話を一切聞かない人、聞いた話をそのまましゃべるだけで自分の中では何も処理しない人など居ませんか?

一方、人間とコンピュータの大きな違いは何でしょうか。一般的なコンピュータでは、プログラムは人間があらかじめ作っておき、コンピュータに入力して動き始めたら変化することあはりません。しかし、最近は遺伝的アルゴリズムを代表とする進化的計算という手法が広く研究されていてます。進化的計算では、計算結果の適・不適を判断して、計算方法自体を修正しながら進化させていきます。人間は生まれながらにしてこの進化的計算の能力が身についています。何か行動を起こして(出力して)、その結果を(入力して)判断して、新しい考え方や対処方法を編み出して成長していくのが人間ではないでしょうか。

研究室の卒業生

写真はこの3月に研究室を卒業・修了した学生諸君です。みんな4年間(院生は6年間)の間に十分「進化」した良い顔をしていると思います。新入生諸君も、今後大学4年間でなるべく多くの「入力」をして、自分で色々考え、「出力」をして、その結果をまた自分で考え直すことによって自分自身の能力をどんどん進化させてください。(試験勉強のように「入力」して「記憶」するだけではダメですよ!!)

電情日記

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