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電情日記

東京オリンピックと人生の目標

小林 幸雄

9月8日の未明、2020年のオリンピック・パラリンピックが東京で開催されることが決まりました。日本にとって2度目のオリンピック開催になります。前回のオリンピックは1964年、私にとって過酷であった大学受験を突破し、晴れて希望の大学に入学した年でした。10月10日、秋晴れの開会式、真っ赤なブレザーを身に着けた日本選手団の堂々とした行進風景や、16個の金メダル(体操、レスリング、柔道、重量挙げ、ボクシング、バレーボール)を獲得した日本選手の雄姿が今でも目に浮かびます。

前回の東京オリンピックは、第二次世界大戦敗戦国の日本の復興に大きな役割を果たしました。東京タワー、新幹線、首都高速道路等々のインフラ整備により、日本はみごとに敗戦を克服しGDP世界第1位の経済大国になりました。では、7年後の東京オリンピック開催により、日本にとって今後どのような進化が望まれるのでしょうか。経済的効果は3兆円とか6兆円以上になるとの見通しが出ています。ここ20年の日本の経済的低迷を脱出する起爆剤になることが予想でき、私も大いに期待しています。でも、私が本当に期待しているのは、現在の若者が、将来に対して、明るい希望を抱き、積極的に人生を歩める時代が来てくれることです。経済向上により、必然的に若者が将来に対して希望が持てるようになると思いますが、以下、私の考え方を紹介します。

2020年の東京開催が決まったことにより、現在アスリートとして活躍している若者達(小学生、中学生、高校生等)は今まで以上にオリンピック出場を明確な目標にすることが出来、より積極的な人生を歩み始めることと思います。でも7年後、これらアスリートの何人が夢を実現できるでしょうか。ほんの僅かでしょう。でも結果は問題ではないのです。目標を持って努力、精進すれば、たとえ夢が実現できなくても、その努力が、その人の後の人生に必ず役立つ結果をもたらすからです。

さて、千葉工業大学・電気電子情報工学科の学生は、どんな人間になることを目標に授業や卒業研究に対して望めば良いのでしょうか。勿論、”電気電子情報分野の高度技術者になって世界に貢献する”が目標だと思います。でも、2020年オリンピック出場などとは異なり、その達成時期は不明であり、また、具体的な活躍分野も未定です。

私の高校時代、A先生が言った言葉を紹介します。”受験勉強は辛いですね、でも目的を持てば楽ですよ、その目的は何でも良いと思います。女の子からモテル男になりたいからとか、高給取りのサラリーマンになりたいからとか、試験で良い点を取れば母親の笑顔が見られるからとか、何でも良いのです。それによって頑張れる気持ちになれるのなら。そして、頑張ることにより、その人の人生は必ず良い方向に向かうからです”と言われました。当時、宇宙飛行士になる目標も、総理大臣になる目標も、ノーベル受賞者になる希望も持っていなかった私にとって、受験勉強に邁進できた一言でした。私が、工学分野の大学に行ったのは、工学系の成績が文系の成績より良かったからです。情報系の分野に進んだのは、たまたま入った会社でその分野の仕事に就いたからです。ちなみに、大学時代は材料・物性分野の研究をしていました。その時々で私が何を目標にしてきたかはノーコメントです。”人間は若い頃から、高邁な思想と目標を定めそれに向かって努力すべき”と主張する人もいますが、私のような考えでも結構充実した人生が歩めることも事実です。

1964年東京オリンピック開会式(Yahoo!検索画像東京オリンピックから抜粋)

電情日記

勉強会日和

久保田 稔

8月中旬に本学の御宿研修センターで研究室の勉強会を行いました.研修センター2006年に完成したのですが,それ以来,毎年,勉強会を実施しています.研修センターは海岸にも近く,昼間は海水浴を楽しんで,という誘惑にもかられるところですが,昼間は学習に専念するイベントになっています.2泊3日のスケジュールで,1日目の午後と,2日目の午前と午後が,勉強会です.十分な時間とはいえませんが,各自が達成目標を設定し,その達成に向けて,学習に取組みます.今年は両日ともよく晴れた勉強会日和でした(笑).

参加者は学部4年生と院生ですが,勉強会で設定する目標には,卒業研究や修士研究に関連しないテーマもあります.今回のテーマのいくつかを紹介します.

・卒業研究中間発表用の資料案を作成する.

・応用情報技術者試験の受験に向けた学習を行う.

・ETロボコンのプログラム設計について,クラス図を完成させる.
(ETロボコンについては,2008年11月22日の日記を参照してください.)

当初は全員に共通の課題(主にプログラミング)を設定していたのですが,学生の習熟度により達成度に差がでてしまい,必ずしも全員が満足できない状態でした.このため,最近は上記のように,個別に目標を設定し,その目標を達成することを目指すようにしています.終了後は達成状況に関するレポートを提出します.当研究室では,通常の研究室の活動に対して目標設定とその評価を必ず行うことで,学生の計画性を向上させるのに役立ちます.

研修センターの研修室では,無線LANも使え,研究室とほぼ変わらない状態で取組むことができます. PCは準備されていないので,当初はほぼ全員分のノートPCを持ち込みました.研究室にあるものだけでは足りないため,学科の実験用のPCを借用したこともあります.最近は,個人用のノートPCを持参する学生が増えたため,研究室で使っているものだけ(今年は4台だけ)で間にあいました.ノートPCの価格が下がるとともにIT化が進んでいることから,ノートPCが学生の必需品になってきており,時代の流れを感じます.今後はタブレットPCがその役割を担うことが予想されます.ただ,タブレットPCは情報の閲覧には便利ですが,能動的な学習(プログラミング,論文やプレゼンテーション資料作成)にはやはりキーボードが必要ですね.

昼間は学習に集中した分,夜は懇親会でリラックスします.年によっては海岸で花火を楽しむ年もありました.最近は2回の夕食のうち,1回を研修センターに併設されているバーベキュー施設でバーベキューを楽しみます.食後はゲーム等で懇親を深めます.ふだんはわからない学生の一面も垣間見え,学生同士の理解も深まります.

勉強会の準備,運営はできるだけ学生にまかせるようにするとともに,反省点などは自年度に引き継ぐようにしています. 私は2004年に企業から本学に移ってきましたが,上記のような活動を通じて,少し大げさかもしれませんが,研究室の伝統のようなものが形成されてきたような気がします.これからも研修センターでの勉強会をより有意義なものにしていきたいと考えています.

電情日記

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