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電情日記

OBOGによる就活サポート

新井 浩志

ご存知のように、今の学生は学部3年生・修士1年生の秋から就職活動を本格化させます。現在うちの研究室(新井研)では学部3年生10名、修士1年生1名が、2014年4月の就職に向けて就職活動を始めています。昨年9月から業界研究・企業研究、自己分析、エントリーシート対策、面接対策などを始めていてなかなか大変そうです。特に2008年9月のリーマンショック以降の就職活動はかなり厳しくなっています。

そんな中、私の研究室では2011年からOBOG ( Old Boys and Old Girls )の有志が後輩の就職活動を支援するための枠組みを立ち上げてくれました。これを「OBOGによる就活サポートの会」と呼んでいます。学生のほうもOBOG担当の係を決めて、お互いに連絡を取り合いながら11月から1月にかけて以下の3回のサポートの会を開催しています。

第1回の全体懇談会では、事前にお互いに交換したアンケートの結果をもとに、相手が知りたいと思っている情報を交換しあい、意識のすり合わせをします。またこの場では就職活動全般に対するアドバイスや、先輩の就職活動の体験談なども聞くことができます。そして最後に大まかな進路についてソフトウェア系とハードウェア系に分かれて意見交換をします。私の研究室ではコンピュータのハードウェアとソフトウェアの両方に関する研究をしていますので、OBOGの進路も大きくソフトウェア系とハードウェア系に分かれています。

第2回のソフトウェア系懇談会では、ソフトウェア開発やシステムエンジニア関係の就職について話し合います。特に就活生にとって「システムエンジニア」という用語は鬼門です。学生に進路の希望を訪ねると「システムエンジニア希望です」と答える場合が多いのですが、その具体的業務内容は企業によって様々です。広い意味では、プログラマ、ソフトウェアエンジニア、インフラエンジニア、システムインテグレータ、ネットワークエンジニア、サーバエンジニア、システム運用エンジニア、フィールドエンジニアなどもすべてシステムエンジニア、すなわちSEと呼ばれます。これらの違いを良く理解した上で応募業種・職種を見極めることが重要です。

第3回のハードウェア系懇談会では、半導体デバイス開発からプリント基板開発、組込み開発の現場まで様々なOBOGに現場の仕事内容を説明してもらいます。学生が持っている携帯電話の中で使われているLSIの開発話や、電子部品の設計業務で中国の製造現場と頻繁に行き来している人の話などを聞き、ハードウェア系の仕事の広さを理解することができます。

 


写真1:グループでの懇談

写真2:個別相談

 

この「OBOGによる就活サポートの会」の利点は3つあります。1つ目はとても少人数で行うためお互いに話しやすく、初対面の社会人とのコミュニケーションの練習の場にもなることです。そして2つ目は、採用担当ではなく純粋に先輩として話を聞いてもらえるので、大学全体の説明会では聞けないような細かい話や裏話も聞けることです。そして最後に、様々な業種・職種の仕事内容の話をかなり具体的に聞けることです。

私の研究室は立ちあがってからすでに17年経っていますのでOBOGの数も200名に達しており、OBOGの就職先も多岐にわたっています。学生から「こんな仕事の話を聞きたい」というリクエストがあれば、誰かしら話をできるOBOGが居ます。しかもOBOGは忙しい仕事の合間を縫って手弁当で(お茶菓子まで持って)訪問してきてくれます。このつながりを今後も大切にして、現役学生は就職活動を成功させていってほしいと思います。そして、就職後はOBOGとして、後輩をサポートしてもらえればと思っています。

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