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電情日記

英語研修に同行して

芳賀 裕

今年の夏は英語研修学生26名(電情の学生は6名)と共に、シアトル・パシフィック大学(SPU)での英語研修・ホームスティに同行した。英語研修は2クラスに分かれて、延べ11回、7日間行われた。初めは趣味、食べ物などの身近な話題を通して、自己紹介からコミュケーションを取り、徐々に学生は英語研修の雰囲気にも慣れ、3日後にはシニアセンターでラジオ体操、かみ風船、習字、紙芝居などの日本文化を紹介しながらシニアとの交流をした。シニアセンターは通常介護、痴呆症介護と部屋が分かれていた。印象はホテルのようであり、日本と比べて、アスレチック、美容院、映画鑑賞室、談話室、パソコン室と完備され、常に老後を楽しむように配慮されていて、ホームドクターの常駐、管理、介護士の質と量、老人への配慮など非常に進んでいることを感じた。4日後の夕方からは、いよいよホームスティを通して多文化国であるアメリカ社会を知る貴重な実体験へと、期待と不安が交差しながらもそれぞれのホストファミリーへと向かっていった。数件家族とのコミュケーションが十分ではなく、「どちらでもいい」という日本的な振る舞いから、理解し得なくぎくしゃくした状況も見られた。自分の思っていることを伝えることの苦手な日本人にとっては、はっきりとした自分の考えを伝えることが重要であることが分かる。多くの学生達はホームスティで様々な体験をしながら、少しずつ家族とのコミュケーションがとれ、その中から自然と英語を身につけ、アメリカを知る貴重な機会をえてエンジョイしていた。

さて、私は早く目が覚めるので、SPUのキャンパスを歩くことにした。キャンパスはアップダウンがきつい。これまでのアメリカでの食事で、少し太り気味なので、朝の散歩で少し解消しようと思い歩くことにした。歩きながら感じられることは、各家庭の庭は、アメリカ杉、白樺などが自然のまま植えられ、さらには、リンゴの木、ラベンダーなど様々な植栽が所狭しと植えられていた。シアトルの気候は北海道に似ていて日中は暑く朝夕は涼しい。SPUのキャンパスは丘陵地を利用して配置されているため、さらに勾配のきつい道を15分くらい歩き、その頂上をめざし、今度は下の湖側に向かってひたすら歩いた、その途中には多くの車が自宅の前に路上駐車をしていた。各家庭には3,4台保有は当たり前のようで、下り坂での駐車はハンドルを路肩のブロックに向けて駐車し、さすが広いアメリカならではの光景であった。

私にとってこの日程の楽しみの一つは、メジャリーグ観戦が盛り込まれていることである。マリナーズのイチローを間近にみられることを楽しみにしていたが、我々がシアトルに行く前に電撃的にヤンキーズに移籍してしまった。メジャリーグ観戦の楽しみが半減したかに思えた。8月15日のレイズ戦のマリナーズ先発投手はエース、ヘルナンデスが登板し、サイ・ヤング賞右腕は、初回ぴりっとしない投球であったが、徐々にマリナーズのエースとしての本領を発揮してきた。12三振のうち8つを後半で奪う圧巻の投球内容でパーフェクト試合を達成した。これまで彼は「毎試合、パーフェクトを達成しようと思って望んでいる」と豪語してきたようで、ようやく快進撃が達成された。我々もこの大興奮のるつぼに浸り、大感激であった。現地のスポーツ新聞には“FOR FELIX, THIS WAS A DATE WITH DESTINY”と見出しに書かれ、私も同じように運命的なものを感じた。

学生らが自ら進んで語学研修に参加したことは、初めの一歩かもしれないが、この機会がこれからの学生生活や将来に発展する出発点となってほしいと願う。

電情日記

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