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電情日記

学部教育シンポジウム

今野 将

今回は,先日行われた「学部教育シンポジウム」についてお話したいと思います.千葉工業大学では,FD (Faculty Development) 活動の一環として,学部教育シンポジウムを毎年開催しています.これは,教育について全学的な情報共有と意見交換を行い,各教員の授業に対する意識や教育手法・技術の向上をはかり,より良い教育の実現につなげることを目的として開催されています.各学科から数名の教員が発表を行うため,今年は全部で48組の発表はありました.電気電子情報工学科からは,私以外に伊藤武先生,小園茂先生,西田保幸先生,森田長吉先生,脇本隆之先生の計6名の発表がありました. 各先生共に日頃の講義などで培ってきた経験や講義の工夫等を発表されていました.

私の発表内容はというと,一昨年度システムを導入し本年度より試験運用を開始している「学習支援システム」についての発表をしました.具体的には,Moodle (Modular Object-Oriented Dynamic Learning Environment) と呼ばれる教育支援システムを導入した経緯やその試用・使用に関する教員側の感想や学生からの意見(アンケート結果)等を述べさせてもらいました.まだ試験運用の段階なため,使っている講義自体多くは無く,行っている内容も講義資料の配布や課題提出程度でしたが,概ね良好な結果だったと思います.しかし,今年度はMoodleの持つ機能の10%程度しか使いきれていなかったため,後期および来年度以降はもう少しコンテンツを増やしていきたいと思います.自習用の小テストやドリル等を増やせたら,学生にとってももっと有益だったかもしれません.これに関しては,現在研究室の学生に新しい小テスト用のモジュールの開発を研究の一環として行ってもらっています.来年度までに間に合えば使ってみようと思います.

また,今回はMoodle以外にもう一つ発表した内容があります.コピペルナーという金沢工業大学知的財産科学研究センター長である杉光一成教授が考案し,株式会社アンクが開発した,コピペ判定支援ソフトについてです.詳細はコピペルナーの専用サイトをご覧ください.最近の学生はレポートなどをWord等の電子ファイルで作成し印刷してきます.私個人としてもその方が「読める字」で提出されるため推奨をしています.しかし,電子ファイルで作成することにより弊害もでてきました.弊害の一つがコピー&ペースト問題です.ほぼ全ての学生が自宅や大学等でインターネットに接続されたPCを利用することができる環境にあるため,インターネット上の文献サイトからのコピー&ペーストが頻繁に行われるようになりました.また,学生間でのレポートのコピー&ペーストも手書きのころに比べて容易になっているため数が増えてきています.その対策として,今回は前述のコピペルナーというソフトを導入して学生の前でデモンストレーションを兼ねて使ってみました.コピペルナーの機能の詳細についてはここでは書きませんが,デモンストレーションを行ったことによる効果はあり,私の担当した講義でのコピー&ペースト率は激減しましたので,抑止力的な効果はあったと思います.あとは,レポートそのものの質を向上させる手法について検討するだけです(それが一番難しいのですが).

学部教育シンポジムでは,今回のポスター形式の発表から数件が選ばれ口頭発表会の第2部が開催されます.残念ながら私は第2部にはすすめませんでしたが,電気電子情報工学科からは西田先生の発表が選ばれました.第2部の発表会や来年度開催される本シンポジウムにも参加し,これからもより良い教育についての知見を得ていきたいと思います.

図1.発表したポスター

 

図2.学部教育シンポジウム会場の様子

電情日記

シューカツ!

新井 浩志

今年、私(新井)は関先生、室先生と一緒に4年生の「クラス担任」兼「就職担当」をしています。電気電子情報工学科では、大学キャリアセンターとは別に津田沼キャンパス新1号棟の12階に学科専用の就職情報コーナーを設置して学生の就職活動をサポートしています(写真1)。今年は新しくノートパソコン2台を購入して学生に開放し、企業の求人情報やホームページをその場で自由に検索・閲覧できるようにしました(写真2)。また、最新の企業からの求人情報を毎週一覧表にしてサーバからダウンロードできるようにしています。


写真1:就職情報コーナー

写真2:就職活動用ノートPC

 

新聞やTVのニュース等でご存知かもしれませんが、今年のシューカツ戦線は昨年同様かそれ以上に厳しくなっています。数年前までは多くの学生が夏休み前に内定を得て、後期には勉学の総まとめとしての卒業研究に本腰を入れていたのですが、ここ数年は夏休みが終わって後期が始まっても就職活動を続けている学生が多くなってきています。なかなか就職が決まらない理由はもちろん景気が悪いからなのですが、必ずしも求人数が減っているわけはありません。手元のデータを見てみると、電気電子情報工学科に直接アプローチしてこられた求人企業数は2009年度の318社に対して2010年度は現在までに372社と逆に増えているのです。これに加えてさらに多数の求人が本学のキャリアセンターに入っています。

今年就職担当をしていて強く感じるのは、求人と学生のミスマッチが大きいということです。すなわち、学生の業界研究・企業研究が十分でない場合が多く、多くの学生はTVでコマーシャルが流れるような「一般消費者を直接顧客とする企業(B2C:Business to Consumer)」にのみ興味を向けています。しかし、電気電子情報系の企業の多くは、「他の企業を顧客とする企業(B2B:Business to Business)」なのです。しっかりと企業研究をして、他の学生が目を向けていないような「隠れた優良企業」を探す能力が求められています。

また企業は「即戦力」で「将来の核」となる社員だけを厳選して採用する傾向が強くなってきているようです。これは、逆にいえば今年の就職活動を乗り越えて就職した学生にとっては朗報です。その世代の核となる新入社員だけを採用しようとしているわけですから、10年後・20年後に安易にリストラに会うことは無いでしょう。1990年頃に安易な入社をした「バブル入社組」は今や企業のお荷物となっているという話もありますが、諸君は入社した時点で将来の幹部候補生です!!!

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