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電情日記

シームレスな無線通信を実現するソフトウェア無線技術

中林 寛暁

電気電子情報工学科の中林寛暁です.現在大学は後期授業の開始直後であり,私は講義と新3年生を研究室に向かい入れる準備に追われています.

さて皆さんは,「ソフトウェア無線」という言葉を耳にしたことはありますか? 従来の無線機は通信に必要な機能を電子回路によるハードウェアで実現していました.「ソフトウェア無線」ではその機能をプログラムによるソフトウェアで実現します.私の研究室では環境適応通信について研究をしていますが,環境に応じて最適な通信を実現するために,このソフトウェア無線技術が不可欠となります.ソフトウェア無線機はプログラムの書き換えにより機能変更が容易に行えるため,柔軟にさまざまな方式に対応する無線機であると言えます.

全ての必要な機能をソフトウェアで実現したいのですが,電波の使用周波数から取り扱う信号の周波数が高くなるため,一部をハードウェアで構成する必要があります.受信側で考えると,アンテナで受けた信号はRF回路で増幅,フィルタリングされ,低周波信号へとダウンコンバージョンされます.その後A/D変換により離散的なディジタル信号に変換され,プロセッサにより復調,復号し情報が取り出されます.もし完全に実用化されれば,ユーザーにとっては端末の一本化,経済的なサービスの利用,事業者などにとってはインフラの保守や更新の効率化,開発コストの削減などが見込まれています.

ソフトウェア無線機の構成例

話変わって,私の研究室では毎年4年生と大学院生とともに夏期休暇中にゼミ合宿に出かけています.ここ何年かは大学の厚生施設である「御宿研修センター」を利用していたのですが,今年は山梨県石和温泉にある「ホテルうかい」を利用しました.本学には10箇所ほどのPPAで援助可能な施設が開設されており,低料金で宿泊が行えるようになっています.ゼミ終了後は石和温泉から河口湖を経由して,都留市の管理釣場に立ち寄りました.大変空気が良く,リフレッシュできたとともに親交も深まったと思われるので,これからの研究に大いに期待しましょう.

ゼミ合宿での記念撮影      管理釣場の魚たち

参考書:“新世代ワイヤレス技術”中嶋信生編,丸善株式会社

電情日記

ケープタウンよりこんにちは

脇本 隆之

電情の脇本です。私は今南アフリカのケープタウンのホテルでこの原稿を書いています。来年FIFAワールドカップが開催されることから最近よくこの地名を耳にする人も多いと思いますが、実際に訪れる人はごくわずかだと思います。南アフリカは日本から14,000km離れた地球の裏側にある国です。戦時下にない国の中において世界で最も危険な国としても有名ですが、実際のところ、私も昼2時にホテル前でひったくり(未遂)に襲われたほどです。ホテルのフロントマンからは「夕方5時以降は絶対に一人で出歩かないでください」ときつく言われ、常に複数で行動するよう注意していました。

このような街で2年に1回世界中の高電圧工学の研究者が一堂に集う国際高電圧工学シンポジウムという学会が開かれています。その学会に参加するため飛行機を3回も乗継いで24時間もかけてやってきました。写真は街で唯一安全なウォーターフロントという場所から見た夕日を受けるテーブルマウンテンです。1000mの岩山が急にそびえ立つこの山はケープタウンの街のどこからでも見える象徴として有名です。

さて、高電圧工学というと皆さんはどのようなイメージを持っていますか?古くさい?危険?重そう?どれも間違っていません。フランクリンが凧の実験で雷は電気だと証明したのは1752年のことですし、同じ実験を試みた研究者は感電によって何名も命を落としています。

また郊外に出かけるとたまに大きな変電所を見かけることがありますが、そこには一つあたり数トン単位の機械の集合体が設置してあります。
それは私たちの暮らしを豊かで文明的に支えるための技術の粋でありますが、ひとたび停電が起きたならば私たちは100年前の生活を体験しなければなりません。

私たちの研究室は雷のような過電圧を高精度に測定する技術の向上を目的とした研究を行っています。そのために電気分野だけでなく電子、情報分野の技術を融合させた研究を行っていて、新しく、安全な、軽い研究が高電圧の分野でも行えるよう目指しています。

最後に、アフリカ大陸の端っこ「喜望峰」の写真をお見せします。小学生の頃地球儀を廻しているとき、アフリカ大陸の最南端にカタカナでなく漢字で表記されているこの地名を見つけたとき妙に異常な興奮を覚えた記憶があります。「いつか行ってみたい。」その思いが今かないました。受験生の皆さんも夢を実現させるため一生懸命がんばってください。

電情日記

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