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電情日記

アメリカ英語研修

新井 浩志

皆さん英語は得意ですか?千葉工業大学では毎年学生のための「アメリカ英語研修」(略称「訪米団」)を企画しています。私(新井)も一昨年この「アメリカ英語研修」に引率として参加しました。学生21名と教員・事務職員の引率4名、総勢25名でアメリカに23日間滞在してきました。

参加学生のほとんどは海外旅行は初めてで、ほとんど英語を話せない学生も居ました。しかし、前半の11日間のシアトル滞在中にESL ( English as a Second Langueage )のクラスでみっちり英語を勉強し、身ぶり手ぶりを交えながら簡単な意思疎通をはかれるようになりました。後半はソルトレイクシティに9日間滞在し、1~2名毎にホームステイ先に分散し、どっぷりとアメリカ文化に触れてきました。最後には3日間のサンフランシスコ滞在中の自由行動で自分たちの英語スキルを実践活用してきました。

図1:ESL修了書を手に記念撮影        図2:ホームステイ先でのピザパーティ

この英語研修に参加して、やはり語学は「若さ」と「どっぷり浸かること」が大事だなと痛感しました。参加学生の1人はその後イギリスに1年間留学してこの3月に大学に戻ってきました。別の学生はその後1人だけでシアトルとソルトレイクシティを再訪問し、ホームステイ先のファミリーに挨拶してきたそうです。また、シアトルのESLクラスで英語を教えてくれた先生(本職は高校の先生)の教え子達が来日して交流を深めたり、そうちの1名は逆に日本の高校に留学に来たりしています。彼らの行動力には感服します。

もし皆さんが高校生で、高校に留学プログラムがあるなら、ぜひとも積極的に参加してください。また千葉工業大学に入学された場合にはアメリカ英語研修への参加を検討してください。

もし皆さんが大学生で、留学はハードルが高いと思われるなら、インターネットを活用して留学しているつもりになってみてはいかがでしょうか。最近は海外の大学の様々な講義をYouTubeで見ることができます(http://www.youtube.com/edu)。また、著名大学の講義を集めて公開しているWebサイトもあります(http://academicearth.org/)。大学で聞いている講義のキーワードを英語で入力して検索して見てみると、その専門分野と英語の両方の理解が深まると思います。

電情日記

管球再考

尼崎 巌

電情日記2回目登場の尼崎です。今回は、私の趣味について駄文を記してみましょう。最近雑誌や新聞等で『静かなる管球ブーム』の記事をときどき見かけます。ソリッドステート・オーディオ全盛の時代に、何故いま真空管なのかという理由は定かではありません。増幅用の真空管は1906年のド・フォーレの3極管が元祖といわれ、種々の改良が加えられて今日に至っています。

私は小学6年生のとき、鉱石受信機(方鉛鉱を用いた正真正銘の鉱石ラジオ)を初めて製作、続いて並4ラジオを経て、中・高時代は高一・スーパーラジオ・送信機やアンプなどの製作を経験してきましたが、増幅素子は全て真空管を使用していました。一方、ソフトとしてのレコードは、SPの終焉からモノラル・アナログLPへ転換、そして45/45ステレオ方式(1958年規格制定)によるステレオレコードの出現(1961年頃)とめまぐるしく発展している時代でした。この時期、『源(原)音再生』という言葉が流行し、プロもアマもこの夢を追っていました。作家・五味康祐氏が七転八倒して音の巡礼をした話はあまりにも有名ですが、私は1960年、1961年に来日したアメリカとドイツのメジャーオーケストラの実演を聴いて、そのものすごさに愕然とし、いかに優れた再生装置を用いても家庭で使用するペーパーコーンスピーカから100名の楽団員が演奏する音のかたちや質感を”合同”の音で再生することは不可能であることを実感しました(これは今日では常識ですが)。これ以来クラシック、ジャズ等ジャンルを問わずいくつかのコンサートへ足を運び実演を体験し、”合同”の音が無理ならば”相似”の音へと方針転換したものでした。

私の場合、音の追及で最も効果がある方法は、運良く実演に接した演奏が発売されたレコード、あるいは後日ラジオ局から放送されるテープ録音(中には2つの放送局による立体音楽堂もあった)を基準に、回路設計や装置の組み合わせをいろいろ変えて耳に残っている実演の音を”相似”に再生することでした。しかし、この作業は簡単ではありません。実演に参加してもホールの聴く位置でも音は異なるし、再生に際しても部屋の状況によっても変化するので試行誤策を繰り返しながら、自分の求める音を追求するのです。

さて、1965年以降優れたソリッドステートアンプが市販されるようになると、以前のように装置を自作することもなくなり、ソリッドステートアンプの奏でる音に”どっぷり”浸かってCDを聴くことを楽しんでいました。そこで目にしたのが『静かなる管球ブーム』です。考えてみると、真空管は能率が悪いうえに、大出力は不得手(せいぜい数十W程度)でしかも発熱量も多大などあまり利点は見当たらないように思えます。しかし、何か良いところがあってブームになっているのだろうと考え、”昔とった杵柄”の悪い虫が目を覚まし、昨年末から管球アンプを数十年ぶりに組立てみました。トランス類は上級ランクを奢り、メインアンプの出力管はかつて最も気に入っていたEL34をシングルとし、プリアンプも管球式で統一しました。この装置で再生した音は、これまで長年耳に慣れたソリッドステートアンプの音は何だったのだろうと思えるほどすばらしい”生きた音”でした。この数十年間、トランス類やコンデンサーなどの部品性能は格段に進歩していていたのです。また自作のため、設計変更は自由自在で、今後3結やUL結合、あるいは負帰還量、結合コンデンサー(容量や材質)などいろいろ変えて自分の目的とする音にチューンアップする楽しみ(苦しみになるかも)が増えました。

閑話休題、下の写真は、当教室の先輩、平田先生から譲り受けた1951年(昭和26年)発行の貴重な雑誌です。記事を読み返してみると、アマチュアのアイデアは多彩で、真空管をソリッドステート・デバイスに置き換えると現在でも全て通用する内容で、当時のアマチュアのレベルの高さが窺えます。

1951年(昭和26年)の「電波科学」
(私の時代よりやや古いアマ向けの雑誌)

電情日記

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