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電情日記

ヒトを助ける技術を生み出す

関 弘和

電気電子情報工学科の関です。電情日記を書くのは初めてですので,今回は研究内容や研究室の雰囲気を紹介します。

下の写真にありますように,私の研究室では,お年寄りや体の不自由な人たちに何か少しでも役に立つようなもの,かっこよく言えば“福祉応用制御システム”を新しく生み出していこうという研究活動をしています。例えば,足の不自由な人たちがよく使用している,電動車椅子,電動アシスト車椅子,電動カートなどの多機能走行制御の開発,人間の腕や足の筋肉から発生する筋電位信号の解析と義手義足などへの応用,一人暮らしのお年寄りの非日常的な動作を検出するモニタリングシステムの開発などです。

皆さんご存知のように日本は少子高齢化が進み,手足が不自由な人や介護を必要とする人はどんどん増えていますが,これに対して“工学”の技術で何か少しでもサポートができるのではないでしょうか? 私の研究室ではこのようなとても単純で純粋な気持ちをもって,大学院生や卒論生が中心となり頑張って研究をしています。

写真だけ見ると何やら面白そうに見えるかもしれませんが,大学院生や卒論生が普段行っている研究活動は99%ぐらいほとんどが地味で苦しい作業ばかりです。でも最後の1%には,うまく車椅子が走った!というような,けっしてお金では買うことができない喜びや達成感が得られるのです。そしてその全ての始まりは,“社会のために何かサポートをしたい”という単純で純粋な気持ちなのです。

またこのような研究で何か成果があげられると,それを国際会議などに発表しに行きます。最近ではイタリアや中国,インド,フランスなどに行きました。

研究室では勉強や研究だけでなく,津田沼近辺のグラウンドでフットサルをして汗を流したりもしています。体が元気であってこその勉強です。この他にも旅行に行ったり,フリマに参加したりもしています。

私の研究室に興味がある人は, http://www.seki-lab.it-chiba.ac.jp/にアクセスしてください。写真もたくさん載せていますので。

電情日記

カミナリからライフラインを守るため

脇本 隆之

こんにちは、電気電子情報工学科の脇本です。

すっかりと青葉も繁り、ようやく心地よい季節になってきました。梅雨が過ぎると待望の夏がやってきます。夏といえば、スイカ、海水浴、夏休みと楽しさもひとしおです。昼間とても天気が良かったのに夕方にはもくもくと空いっぱいに入道雲が立ちこめてきて激しい夕立が降るというのも夏の醍醐味ですね。

私が子供の頃、そうそれはもう何十年も前のことになりますが、カミナリを伴う激しい夕立が降ると子供心にそれはたいへん怖かった事を思い出します。「ピカッ!」と光ると心の中で「いーち、にーい、さーん」と数を数えたものでした。その途中「ドッカーン!バリバリ!!」という落雷の音が聞こえるとその数に音の速さ340m/sを掛けて『あぁまだ遠いな』とか『わっ!これは近いな』とか判断したものでした。ときには「いーち」の「ち」を数え終わらないうちに「ドシャーン!!」と大きな落雷の音がしたかと思った瞬間に停電してしまって、1時間以上も電気がつかないこともありました。

薄暗い夕闇がだんだん真っ暗になって自分の周りがすべて闇に包まれる状況は幼心に一層の恐怖心をあおったものでした。

さて、時はいま、私たちはめったに停電を経験することはなくなりました。それはどうしてなのでしょうか。カミナリのおきる回数が減ったのでしょうか。それともなにか別の要因があるのでしょうか。

私たちのライフラインを支える電気は発電所で作られます。そこで作られた電気は日本中を張り巡らされた送電線を伝って私たちの住む街へと運ばれてきます。もしカミナリが送電線に落ちたとしたら送電電圧以上の大きな電圧が送電線に重畳します。その過電圧は送電線の両端にある発電所や変電所、それに電柱の上にある変圧器などに進入して機器に大きなダメージを与えます。そのため発電機や変圧器の重電機器メーカはカミナリの影響を受けないような技術を培うとともに、製品出荷の際に人工のカミナリを印加して機器がカミナリに耐えることを確認しているのです。

当高電圧研究室ではこの人工カミナリ(インパルス電圧といいます)の計測に関する研究を行っています。インパルス電圧は「ピカッ!」と光って「バーン!」と放電するまでが10万分の1秒程度の現象です。この高速の現象を測定するのはたいへんな技術を必要としますが、当研究室では日本でもトップクラスの電圧測定技術を持っています。

この技術を活かして作ったのが写真の標準測定システムです。この測定システムは50万ボルトまでのインパルス電圧を0.5%の確度で測定することができるシステムで日本一の性能を持っています。といっても本物のカミナリは1億ボルトもの電圧がありますから空の上でカミナリ様はへそをかかえて笑っているかもしれませんね。

電情日記

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